新郎の衣装には何がある？種類や特徴、選び方のヒント

結婚式では新婦の衣装が注目されがちですが、もちろん新郎の衣装も大切です。
おふたりが主役となる大切な結婚式ですから、「どのような衣装を着るべきか」はきちんと知っておかなければなりません。
新郎が結婚式で着用できる衣装にはいろいろな種類があるので、それぞれの特徴やデザインを把握したうえで、適切なものを選ぶ必要があります。
このページでは、新郎向け衣装の種類やそれぞれの特徴、選ぶにあたって失敗しないためのヒントなどを触れていきますので、参考にしてみてください。

新郎の衣装の重要性

新郎の衣装は、新婦同様に重要なものです。
選ぶ衣装で印象がガラリと変わるので、「誠実な印象になりたい」「おしゃれな雰囲気で」など、理想のイメージに合わせて選ぶことが大切です。
妥協して選んだり、慎重に検討せずに選んでしまうと、「別のデザインのほうがしっくりくるかも」と後悔することになりかねません。
せっかくの結婚式ですから、衣装のことでモヤモヤしないためにも、正しい知識を持って選んでみてはいかがでしょうか。

新郎の衣装の種類

新郎の衣装はさまざまなものがありますが、代表的なのが以下からご紹介する5種類です。
どのような衣装があるのか、一つずつ見ていきましょう。

タキシード

新郎の衣装として、王道なのがタキシードです。
ウエディングドレス姿の花嫁の隣でも、存在感をきちんと放ってくれる衣装であり、結婚式で人気の種類です。
本来は夜の純礼装として親しまれていましたが、次第に昼でも着られるようになり、現在は時間帯を問わずに着用されています。
ちなみに、カラーは定番のブラックをはじめ、グレーやネイビー、ベージュなどが人気です。

モーニング

正礼装として知られているモーニングは、結婚式の定番の衣装です。
主張が強すぎないので、「派手になりすぎるのは避けたい」という男性におすすめ。ネクタイやシャツで遊び心を取り入れてみるなど、自分らしさを演出しやすい衣装でもあります。
また、モーニングは新郎だけではなく、新郎新婦の父や親族なども着用できる衣装です。結婚式の雰囲気に馴染みやすく、悪目立ちしてしまう心配がありません。
ただし、モーニングは「午前から夕方（18時ごろ）」に着用することが正しい衣装です。そのため、夜の結婚式では不向きな種類となります。

燕尾服

燕尾服は「テールコート」とも呼ばれる衣装です。ジャケットは前身頃が短くなっていて、後身頃は長くなっています。後ろから見ると、ジャケットの裾が2つに分かれていて、ツバメの尾のように見えるのが特徴です。
燕尾服の魅力は、スマートな印象を与えるだけでなく、新郎らしい堂々とした佇まいになるところ。男性らしい上品さを演出したい方にピッタリです。
なお、正式な着用は夜（18時以降）なので、夜の結婚式におすすめの1着です。

フロックコート

フロックコートは、もともとは英国貴族が正装として着用していた衣装です。
ジャケットの丈が太ももあたりまであるのが特徴で、一般的なスーツと比べると長めの形状となっています。
高級感があり、上品な印象を与える衣装なので、大聖堂のような壮大な雰囲気の式場にマッチする傾向にあります。

黒五つ紋付羽織袴

黒五つ紋付羽織袴は和装の正装であり、神前式など日本らしい結婚式で着用することが多い衣装です。
モーニングや燕尾服とは異なり、着用に正式な時間帯はありません。昼でも夜でも着用できるといった便利な一面もあります。
衣装が全体的にブラックカラーですが、小物はホワイトで統一するのが正式な着用スタイルです。

新郎が衣装を選ぶうえで失敗しないためには？

せっかくの結婚式の衣装選びで失敗しないためにも、以下の点をふまえたうえで選んでみるといいかもしれません。

結婚式の雰囲気や演出に合うものを選ぶ

新郎が衣装選びで失敗しないためにも、結婚式の雰囲気や演出に合うものを選びましょう。
一口に「結婚式」といっても、カップルごとに雰囲気や演出は大きく異なるものです。会場の内装や空間演出などの内容によって、マッチする衣装は変わります。
そのため、衣装選びで迷ったら、当日の結婚式の雰囲気をイメージしてみるといいでしょう。

新婦の衣装と合うものを選ぶ

新郎の衣装は、新婦の衣装とのバランスを見ることが大切です。
仮に、新婦の衣装はシンプルでナチュラルな印象のデザインなのに、新郎だけが派手な衣装で登場したら、統一感が感じられません。
新郎新婦は基本的に2人並んで過ごすことが多いので、きちんとデザインや雰囲気などは統一し、違和感のないような組み合わせになるように意識することも大切です。

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おわりに

新郎の衣装は意外にも種類が多く、どれも魅力的です。しかし、衣装によっては適したシーン、適した時間などが異なるので、正しく理解したうえできちんと検討しなければなりません。
まずは、今回ご紹介した内容を参考にしながら、おふたりで話し合い、納得できる1着を探してみてはいかがでしょうか。