お辞儀とは

みなさんは、どんなときにお辞儀をしますか？

近所の人に会ったとき

仕事で取引先の方に会ったとき

入学式や卒業式、結婚式！

ときには誰かに謝るとき…

日本人であれば人生の中で何度もお辞儀をする場面があると思います。

そんな私たちにとっては馴染みのある“お辞儀”がある有名なスポーツ選手によって注目されているのです。

イタリアミラノの最強サッカーチーム　インテルに所属する長友祐都選手。

彼は、試合の始まりや終わり、ゴールを決めたとき、観客・サポーターに対して、チームメイトに対して。

さまざまな場面で必ずお辞儀をするそうです。

日本人の私たちにとっては、

「へ～　そうなんだぁ」

程度で済まされてしまいそうなこのお話。

もともと海外では“お辞儀”という文化がありません。
その証に、海外で挨拶と言えば“シェイク　ハンド＝握手”をしますよね。

お辞儀は日本人独特の文化で、夏は多湿でお互いが汗で湿っている事が多いことから握手は敬遠されてきました。
その動作には　挨拶や感謝、敬意を表すため（敵意がないことを示すため）頭を相手にさらけ出すという意味があります。

そんなお辞儀も文化のない海外では滑稽な姿として、正直あまりいいイメージを持たれていなかったようです。

それがなぜ、今注目をされているのか。

それは、マイナスイメージを払拭する程　長友選手に信頼と敬意があったからです。

長友選手程になれば、正直天狗状態になってもおかしくないと思います。

でも彼は反対にいつまでも相手に対して、謙虚さと感謝の気持ちを持っています。
そんな姿に心を動かされ、滑稽だとされていたものが日本の美徳だと言われる程になったのです。

ついつい人は、目の前にある事柄 や 人 を当たり前のように思って謙虚な気持ちや感謝の心を忘れてしまう
という人も多いのではないでしょうか。

でも、それが当たり前ではないことにあとになって気付く。。
そんな経験をされている人も少なくないと思います。

長友選手のように常にお辞儀をする、というのは難しいかもしれませんが
そう言う心を持った人に　人は惹かれ　人間関係が潤っていく気がします。

結婚式でもお辞儀をする場面がありますが、
動作のひとつとしてするお辞儀と
意味を理解した上でするお辞儀とでは全く違うと思います。

言葉にしなくても伝えられるものもあるんです。

どうぞ、その一礼に今までの感謝の気持ちを込めてみてください。

顔を挙げたとき、そこにはあなたの大切な人の笑顔が沢山あるはずですから。

＊おさき＊