結婚挨拶の言葉は何がいい？マナーや注意点、反対されたときの対応について

結婚が決まったおふたりから両親への「結婚挨拶」。「どう挨拶したらよいのだろう」と悩む男性も多いのではないでしょうか。

このページでは、結婚挨拶を控えている方へ向けて、適切な挨拶の言葉やマナー、注意点、反対された場合の対応についてご紹介します。

当日の流れと場面ごとの適した挨拶・マナー

結婚挨拶を控えている方へ向けて、まずは当日の流れと場面ごとの適した挨拶をご紹介します。
どのようなシーンで挨拶をすればいいのか、参考にしてみてください。

玄関から部屋に通されるまでの挨拶

約束の時間におふたりで女性の実家へ向かい、インターホンを鳴らす前に身だしなみを整えます。
コートを着用している場合は、外のゴミや汚れを屋内へ持ち込まないようにあらかじめ脱いで手にかけておきましょう。傘を差してきたときには、きれいにたたんでおいてください。
インターホンを鳴らし、お出迎えをされたら女性、男性の順で中に入ります。まずは、女性から男性を紹介し、次に男性から女性の両親へ挨拶をします。
挨拶の言葉は以下を参考にしてみてください。

【初めての場合】
「はじめまして。○○と申します。××さんにはいつもお世話になっております。本日はお忙しい中、お時間を割いていただき、ありがとうございます」

【面識がある場合】
「本日は、改めて結婚のご挨拶にお伺いいたしました。お忙しいところお時間を割いてくださりありがとうございます。よろしくお願いいたします」

本格的な結婚挨拶は、部屋に通されてからとなるので、玄関先では簡単な挨拶で問題ありません。

テーブルを挟んで改めて挨拶

女性の両親から家へ上がるように促されたら、「失礼します」と挨拶をして入ってください。
また、部屋に入る際も再度「失礼します」と添えると印象が良くなるので意識してみましょう。
座る場所は下座（入口に近い場所）を選ぶのが基本ですが、上座に案内されることもあります。その場合は「ご挨拶のために伺いましたので、こちらの席に座らせていただきます」と伝えましょう。
ただ、相手の両親からもう一度すすめられたら、「ありがとうございます」と伝えて、上座に座りましょう。何度も断り続けるのは、かえって失礼になるので注意してください。
テーブルについたら、以下のような言葉で挨拶をします。

「あらためまして、○○と申します。本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます」

このタイミングであれば、自然に手土産を渡せるので「お気に召すと嬉しいのですが…」と一言添えて渡しましょう。

ある程度コミュニケーションを重ねてから結婚挨拶を

両親と会話を重ねて、ある程度場が和んできてから真剣な結婚挨拶に入ります。
挨拶の言葉は、以下を参考にしてみてください。

「本日は、××さんとの結婚をお許しいただきたくご挨拶に伺いました。○年間真剣に交際させていただき、先日プロポーズをして、ご本人からも了承を得ることができました。どうか、私たちの結婚をお許しくださいますよう、よろしくお願いいたします」

真剣な気持ちを伝えるのはとても緊張します。場合によっては、両親を前にして言葉が出てこなくなってしまうこともあるので、あらかじめ練習しておくと安心です。

帰宅するまでに必要な挨拶

女性の両親に結婚を認めてもらったら、そのまま趣味や仕事、家族関係などお互いのことを話して理解を深めていきましょう。すぐに帰宅するのは、両親に印象が悪くなるので注意してください。2時間ほどを目安にすれば、印象は悪くなりませんし、女性の両親にも迷惑がかかりません。
退室する前に、「そろそろおいとまをさせていただきます。長居をしてしまい申し訳ありません。本日はお時間をつくってくださり、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」と挨拶をしましょう。

結婚挨拶で反対された場合の対応

結婚挨拶で反対された場合は、食い下がるのは逆効果です。
説得しようとせず、一度「本日はお時間をとっていただき、ありがとうございました」ときちんと挨拶をして、退室しましょう。
結婚を反対された理由を考え、対策をしてからもう一度結婚挨拶に行くことも大切です。
可能であれば、女性に両親から「なぜ結婚を反対するのか」を聞いてもらうのもいいかもしれません。

結婚挨拶の注意点

結婚挨拶では「娘さん（お嬢さん）を僕にください」というのはNGです。物扱いしているように見えてしまい、印象が悪くなってしまいます。
また、「結婚することになりました」といった事後報告のような挨拶も避けましょう。ふたりの結婚の意思が固まっていても、両親は許可を出してくれるとは限らないので、許可を得る姿勢で臨んでください。

おわりに

初めての結婚挨拶は、とても緊張しますし、不安も大きいことでしょう。
しかし、真剣な態度できちんと挨拶ができれば、相手からの印象が悪くなることはあまりありません。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、結婚挨拶に向けて練習を重ねてみてください。